雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

2023-01-01から1年間の記事一覧

蟄居閉門

今週月曜日に発熱し、いまだ寝たり起きたりの生活が続いている。 全身の倦怠感と、咳、鼻水、のどの痛みがひどく、コロナかインフルに違いないと、医者で検査をしてもらったが、どちらも陰性だという。 致し方なく、座敷牢に自らを幽閉し、薬を飲んでいるが…

雑司が谷旧宣教師館(マッケーレブ邸)

先週上京した時に、以前このブログにも書いた雑司が谷の洋館を訪ねてみた。 地下鉄の東池袋で降り、半世紀前と同じように雑司が谷墓地を通り抜け、グーグルマップの道案内を頼りに細い路地を行くと、その洋館が現れた。 周りには最近建て替えたと思しきモダ…

ゼミの忘年会

先週の土曜日に東京で大学時代のゼミの忘年会が開かれ出席してきた。 例年、先生の自宅に昔のゼミ生が5,6人集まり、まじめに読書会をやった後、先生の奥様の料理が出されて忘年会になる。 今年はコロナで4年ぶりの開催となったが、その間に亡くなったメン…

八木鼻

三条市(旧下田村)のはずれにある八木鼻と呼ばれる200メートルを超す断崖絶壁 絶壁を旋回している2羽の鷹(ハヤブサ)が見える。 ここに巣を作っているという。

ミライエとミライニ

先日、雨風の強い週末に山形県の瀬見温泉に行って来た。 「観松館」という旅館に泊まり、翌日は日本海側の酒田に出て、ランチに当地で有名な「ル・ポットフー」を利用したのであるが、この店の入っているのが「ミライニ」という酒田駅前のピカピカのガラス張…

「ベルギーと日本」展と料亭「若松」のこと

先日、秋晴れの午後、新潟県立近代美術館(長岡)で開催中の「ベルギーと日本」展に行って来た。 明治期に美大卒業後、ベルギーに留学した洋画家の太田喜二郎と児島虎次郎、彫刻家の武石弘三郎を軸として、その当時活動した日本、ベルギーの芸術家の作品を集…

冬支度

今日は立冬。このところ異常に暖かい日が続いたが、今日は冷え込んで朝の気温は13度。雲の様子も冬が近寄ってきていることを教えてくれている。 11月に入ると始める冬支度。 庭木の冬囲い。 そしてタイヤ交換。雪が降ってからでは遅いので。

女谷の武田家

柏崎から十日町に向かう街道を進み、女谷(おなだに)という集落から右に折れて、里山に囲まれた田園の中に武田家という旧家がある。 建物は200年以上前の江戸後期に建てられた農家の造りで、一部を除き昔のままの姿を残している。 先日、秋晴れの午後に武田…

クリスチャン・ツィメルマン演奏会

ゆうべ、柏崎市文化会館アルフォーレにクリスチャン・ツィメルマンのピアノリサイタルを聴きに行って来た。 曲目は前半がショパン、後半がドビュッシーとシマノフスキ。 ショパンのピアノソナタ「葬送」も素晴らしかったが、ドビュッシーの「版画」の音の多…

伊藤助右衛門邸を訪ねる

先日、念願かなって糸魚川の伊藤助右衛門邸を訪ねることができた。 ここを訪れたいと思ったきっかけは、以前読んだバーナード・リーチの「日本旅日記」(講談社学術文庫 2002)の中に、1953年(昭和28年)10月、リーチが柳宗悦、濱田庄司等と東北から日本海…

京都の邸宅を巡る旅

先週は、「庭屋一如研究会」藤井講師の企画で、京都の非公開の邸宅の見学会に参加してきた。 一日目は、「對龍山荘」と「廣誠院」。 二日目は「蘆花浅水荘」を巡り歩いた。 對龍山荘は、南禅寺周辺の明治期の別荘群の中でも白眉とされる。1800坪の敷地に書院…

プジョー復活

先月、エンジンが掛からなくなり前橋の工場に送られて行った16歳のプジョー407が生き返ったという連絡が来て、昨日、電車に乗って前橋まで引き取りに行って来た。 もうダメかと思っていたのだが、最後の頼みで以前かかっていた「ユーロファクトリー」に運び…

ようやくの秋

ようやく秋がやってきた。 今日は午後からすっきりと晴れて、空には大陸からやってきた白い雲が流れている。 今頃になってススキの穂が元気を取り戻している

急病発症

まさかの急病を発症し動けなくなってしまった。 前回のブログで10万キロ達成を祝ったばかりのプジョー407が、あろうことか、その翌日に突然エンジンが掛からなくなったのである。 普段かかりつけの地元の修理工場から診てもらったが、いくらやってもダメでギ…

祝 10万キロ

愛車のプジョー407が本日めでたく走行距離10万キロに達した。 2007年(平成19年)に新車購入して16年。 途中、故障も出始めた頃に買換えを決め、後継車も買ったのだが、家族全員の愛着が強く、結局2台を飼い続けて今日に至っている。 この車を手放せない理由…

やっと雨

昨日は、前線が南下して待ちに待った雨がやっと降り、暑苦しい空気を一掃してくれた。 朝のうちは相変わらず夏の日差しが照り付け、入道雲などが湧いていたのが、お昼前から黒雲が空を覆い、あっという間に土砂降りの雨となった。 気温も急降下して長岡の最…

過去最高記録の夏

8月も終わり9月に入ったが、相変わらず暑い日が続いている。 新聞によれば今年の夏は統計を取り始めた125年間で最も高い平均気温を記録したという。 長岡の8月の平均気温も平年が26.2度なのに対し、今年は4度以上高い過去最高の30.5度。 最高気温は8月のすべ…

秋は来ぬ

今日も長岡は日中の最高気温が35.9度と猛暑が続いていたが、午後になると、魚沼の方角からゴロゴロと雷雲が近づいて来て、ようやく待ち望んだ雨が降った。 夕立のようなもので1時間もしないうちに止んで夕陽が顔を出したが、雨後の夕暮れは涼しい風が吹き、…

異常気象

もう8月の下旬だというのに、いまだに異常な暑さが続いている。 今日の長岡の最高気温は39.0度で全国1位だった由。 おまけに雨がほとんど降らず、貯水率0%となるダムが続出し、稲をはじめ農産物の被害は大変なようである。 今日の夕暮れ 雲の中に虹が見える…

暑さ続く

台風7号が関西に上陸して大雨と風による被害が甚大だが、こちらは連日フェーン現象による熱風が吹き、尋常でない暑さが続いている。長岡の今日の最高気温は39.4度、昨日は38.9度、一昨日は35.2度。 雨は8月5日に夕立が降ったきりで、稲や枝豆が枯れ始めてい…

暑い!

連日の猛暑。しかも日を追って暑さが増してくる。 今日は台風の影響で乾いた南風が吹きつけるフェーン現象も重なって、なんと長岡の最高気温は39.1度。 家の中のドアノブに触ると熱いくらい。 車に乗ってもハンドルが熱くて触れない。 サルスベリの白い花 今…

立秋

厳しい暑さが続くが、今日は立秋。 自宅謹慎を解いて、今朝1週間ぶりに土手を散歩すると、空には鱗雲が広がっていて、秋が近づいて来ているのを感じる。 下界は今日も最高気温が38度の予想である。 やれやれ。

謹慎中

やってしまった。 この前の日曜日、お昼に昔の同僚と一杯飲んで帰宅の途中、自転車で転んで右手首が腫れ上がってしまった。 当日の夜は腕が痛くて眠れず、翌日病院に行くと、手首の骨にひびが入っているとのことで、副木のようなものを当てて腕を包帯でグル…

大花火大会

恒例の長岡大花火大会が開催された。 ゆうべの一日目は有料観覧席だけで15万5千人の入場者数だったという。 いつものことながら、ひどい暑さの中、午後3時ころから続々と信濃川の土手に向かう人の波。 我が家は土手まで歩いて5分くらいの至近距離なので…

コウレンボウ

コウレンボウが続々と夕暮れの川を遡って来る 九州地方は大雨で大変だが、こちらは梅雨の中休みといったところで、夕暮れに涼を求めて信濃川の土手に散歩に行くと、どこからかヘリコプターの爆音のような重々しいエンジン音が響いてくる。 川べりに出ると、…

いやなデザイン

トヨタ・アルファード 代が替わっても相変わらずいやなデザインである。 トヨタのアルファードのことである。 顔面は先代を踏襲した銀歯むき出しの成金親父のようだし、リアフェンダーは箱を引きずっているように重々しく、全体として裃をつけた歌舞伎役者と…

夏のしつらえ

7月に入り雨が続いている。 庭の雑草も猛々しさを増し、二回目の草取りを依頼しなければと考えている。 せめて家の中だけでも風が抜けて涼しそうな風情にしなければと、座敷の障子戸を外し、簀戸に入れ替えた。 蔵の二階からよろよろと簀戸を下すのも我家の…

三島谷温泉

先日、長岡近郷の三島谷温泉「永久荘」という所の風呂に浸かってきた。 源泉の温度は25度だそうで、11時頃行くと、今、加熱しているところだからもう少し待ってと言われる。 お湯の色は真っ黒でいかにも効能がありそうである。 効能と言えば、あがってから効…

高速「酷」道

昔、「酷道〇号線」とかいうのが各地にあって、国道とは名ばかりのガタガタ道のことを称したものだが、現代ではどんな地方の村道でもきれいに舗装された反面、幹線道である高速道路が新たに「酷道」の名にふさわしい地位を得たようである。 先月、浜松までの…

ねむの木村

先月、浜松の秋野不矩美術館へ行った帰りに掛川の「ねむの木村」に足を延ばした。 ここは緑の美しい里山の中に、宮城まり子の創設した養護施設「ねむの木学園」を中心に、利用者の実習施設や文化施設が点在している。 「ねむの木子供美術館 どんぐり」 ここ…