雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

ねむの木村

 先月、浜松の秋野不矩美術館へ行った帰りに掛川の「ねむの木村」に足を延ばした。

 ここは緑の美しい里山の中に、宮城まり子の創設した養護施設「ねむの木学園」を中心に、利用者の実習施設や文化施設が点在している。

 「ねむの木子供美術館 どんぐり」 ここも秋野不矩美術館と同じ藤森照信の設計で、人里離れた緑の丘に囲まれてメルヘンチックな建物が違和感なく佇んでいる。

  

 屋根には藤森流に草が茂っている

美術館の入り口

 「吉行淳之介文学館」 これはだれの設計かわからないが、和風の落ち着いた贅沢な建物である。

美術館から庭を隔てた茶室を望む

庭からの眺め

 土曜日の午後のせいか、村内は施設利用者の姿は見えず、我々のような観光客にもほとんど会わず、静かなおとぎの国に迷い込んだようであった。