雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

何でも600円

さて分別した本のうち、程度がましなものは段ボールに詰めて古本屋へ持って行った。 踏切の脇の見るからに昔風の店。 店番もいなくて、待つことしばし、「夜のアルバイトで眠くて寝ていた」と言いながら二階から親父が降りてきた。 由緒ありそうな店構えなの…

身辺整理

後期高齢者の生活も2年目に入り、思うところもあって終活の一環として身辺の整理を始めることにした。 まずは何よりも家の中に溢れている本の整理から。 残す本は最小限にして、古本屋へ出す本、資源ごみに出す本に分類。 少し始めただけでひどく疲れてしま…

雛飾る

雛飾りがようやく三月三日に間に合い、桃の花も添えて座敷の中が急に春めいた。 家の外は寒の戻りか、ゆうべは吹雪で庭も雪景色の再来。

気温急上昇

今日は長岡も気温が急上昇して、最高気温が20.0度と2月の観測史上最高を記録した。 今朝の信濃川と長生橋 天空から北へ帰る白鳥の鳴き交わす声がしきり 2,3日前まで残っていた雪もすっかり消えてしまった 街から望める東山も山腹はもう雪がまだらで、長岡市…

春は近くに

今朝は冷え込んだが、珍しく朝からいいお天気。 信濃川に架かる長生橋を散歩すると、水鳥たちが気持ちよさそうに遊んでいる。 春は近い。

寒い家考

立春も過ぎたが家の中は相変わらず寒い。 毎日首をすくめて炬燵に潜っている。 しかし昔の家はもっと寒かったはず。 昔の人はどうやって寒さを耐えていたのか? 昭和38年(1963)1月 三八豪雪時の長岡屋根から降ろした雪で家の中は真っ暗 雪室に住んでいるよ…

グッドデザイン

VAIO LB50B キーボードを閉じた状態 ふと思いついて、昔のパソコンの中から玉手箱のように古い写真でも出てこないか、と二代前に使っていたVAIOを引っ張り出してきて電源を入れてみた。 このパソコンは平成18年(2006)に買ったもので、OSはWindows XPである…

長い間お疲れさまでした

先月の21日に、50年近く頭を刈ってもらいに通い続けた三条市の佐藤床屋さんが閉店した。 80歳代半ばではあったが、腕も確かで、まだまだ頑張ると言っていたのだが、奥さんの病気で介護が必要となり、急遽決断したという。 佐藤床屋さんは、母親が昭和4年に開…

大寒

1月も下旬、大寒に入ったというのに、このところ暖かい日が続いている。 今日は現在の外気温が10.6度もあり、防寒コートで歩くと汗ばむくらい。 雪もすっかり解けて、普段なら雪で歩けないいつもの土手の散歩道を歩くと春が来たような気分になる。 久しぶり…

寒い家

昨年末来の長引いた風邪(?)もようやく去り、しつこい副鼻腔炎だけが居座っている。 今までこんなにいつまでも身体がすっきりしないことはなかったのだが、後期高齢者とはこういうものかと自分で納得している。 身体の具合の悪い冬には古い我家の寒さがひ…

緊急地震速報

能登半島地震の被害の大きさと深刻さが日を追うごとに報道されてくる。 いまだに倒壊した建物中に取り残されている人がいるなど、これまでの大地震の対応に比べて救助活動がずいぶん遅いと感じる。 今朝10時頃、いまだに詰まる鼻と重い頭を抱え、炬燵にあた…

あけましておめでとうございます

新しい年を迎え、雪夜庵閑話を今年もよろしくお願い申し上げます。 身体の具合は相変わらずで、少しづつ楽にはなって来てはいるものの、夜になると37度台の熱が出て来て、蟄居閉門の座敷牢生活は続いている。 夜、寝ていると、鼻の奥と喉にウイルスがビッチ…

蟄居閉門

今週月曜日に発熱し、いまだ寝たり起きたりの生活が続いている。 全身の倦怠感と、咳、鼻水、のどの痛みがひどく、コロナかインフルに違いないと、医者で検査をしてもらったが、どちらも陰性だという。 致し方なく、座敷牢に自らを幽閉し、薬を飲んでいるが…

雑司が谷旧宣教師館(マッケーレブ邸)

先週上京した時に、以前このブログにも書いた雑司が谷の洋館を訪ねてみた。 地下鉄の東池袋で降り、半世紀前と同じように雑司が谷墓地を通り抜け、グーグルマップの道案内を頼りに細い路地を行くと、その洋館が現れた。 周りには最近建て替えたと思しきモダ…

ゼミの忘年会

先週の土曜日に東京で大学時代のゼミの忘年会が開かれ出席してきた。 例年、先生の自宅に昔のゼミ生が5,6人集まり、まじめに読書会をやった後、先生の奥様の料理が出されて忘年会になる。 今年はコロナで4年ぶりの開催となったが、その間に亡くなったメン…

八木鼻

三条市(旧下田村)のはずれにある八木鼻と呼ばれる200メートルを超す断崖絶壁 絶壁を旋回している2羽の鷹(ハヤブサ)が見える。 ここに巣を作っているという。

ミライエとミライニ

先日、雨風の強い週末に山形県の瀬見温泉に行って来た。 「観松館」という旅館に泊まり、翌日は日本海側の酒田に出て、ランチに当地で有名な「ル・ポットフー」を利用したのであるが、この店の入っているのが「ミライニ」という酒田駅前のピカピカのガラス張…

「ベルギーと日本」展と料亭「若松」のこと

先日、秋晴れの午後、新潟県立近代美術館(長岡)で開催中の「ベルギーと日本」展に行って来た。 明治期に美大卒業後、ベルギーに留学した洋画家の太田喜二郎と児島虎次郎、彫刻家の武石弘三郎を軸として、その当時活動した日本、ベルギーの芸術家の作品を集…

冬支度

今日は立冬。このところ異常に暖かい日が続いたが、今日は冷え込んで朝の気温は13度。雲の様子も冬が近寄ってきていることを教えてくれている。 11月に入ると始める冬支度。 庭木の冬囲い。 そしてタイヤ交換。雪が降ってからでは遅いので。

女谷の武田家

柏崎から十日町に向かう街道を進み、女谷(おなだに)という集落から右に折れて、里山に囲まれた田園の中に武田家という旧家がある。 建物は200年以上前の江戸後期に建てられた農家の造りで、一部を除き昔のままの姿を残している。 先日、秋晴れの午後に武田…

クリスチャン・ツィメルマン演奏会

ゆうべ、柏崎市文化会館アルフォーレにクリスチャン・ツィメルマンのピアノリサイタルを聴きに行って来た。 曲目は前半がショパン、後半がドビュッシーとシマノフスキ。 ショパンのピアノソナタ「葬送」も素晴らしかったが、ドビュッシーの「版画」の音の多…

伊藤助右衛門邸を訪ねる

先日、念願かなって糸魚川の伊藤助右衛門邸を訪ねることができた。 ここを訪れたいと思ったきっかけは、以前読んだバーナード・リーチの「日本旅日記」(講談社学術文庫 2002)の中に、1953年(昭和28年)10月、リーチが柳宗悦、濱田庄司等と東北から日本海…

京都の邸宅を巡る旅

先週は、「庭屋一如研究会」藤井講師の企画で、京都の非公開の邸宅の見学会に参加してきた。 一日目は、「對龍山荘」と「廣誠院」。 二日目は「蘆花浅水荘」を巡り歩いた。 對龍山荘は、南禅寺周辺の明治期の別荘群の中でも白眉とされる。1800坪の敷地に書院…

プジョー復活

先月、エンジンが掛からなくなり前橋の工場に送られて行った16歳のプジョー407が生き返ったという連絡が来て、昨日、電車に乗って前橋まで引き取りに行って来た。 もうダメかと思っていたのだが、最後の頼みで以前かかっていた「ユーロファクトリー」に運び…

ようやくの秋

ようやく秋がやってきた。 今日は午後からすっきりと晴れて、空には大陸からやってきた白い雲が流れている。 今頃になってススキの穂が元気を取り戻している

急病発症

まさかの急病を発症し動けなくなってしまった。 前回のブログで10万キロ達成を祝ったばかりのプジョー407が、あろうことか、その翌日に突然エンジンが掛からなくなったのである。 普段かかりつけの地元の修理工場から診てもらったが、いくらやってもダメでギ…

祝 10万キロ

愛車のプジョー407が本日めでたく走行距離10万キロに達した。 2007年(平成19年)に新車購入して16年。 途中、故障も出始めた頃に買換えを決め、後継車も買ったのだが、家族全員の愛着が強く、結局2台を飼い続けて今日に至っている。 この車を手放せない理由…

やっと雨

昨日は、前線が南下して待ちに待った雨がやっと降り、暑苦しい空気を一掃してくれた。 朝のうちは相変わらず夏の日差しが照り付け、入道雲などが湧いていたのが、お昼前から黒雲が空を覆い、あっという間に土砂降りの雨となった。 気温も急降下して長岡の最…

過去最高記録の夏

8月も終わり9月に入ったが、相変わらず暑い日が続いている。 新聞によれば今年の夏は統計を取り始めた125年間で最も高い平均気温を記録したという。 長岡の8月の平均気温も平年が26.2度なのに対し、今年は4度以上高い過去最高の30.5度。 最高気温は8月のすべ…

秋は来ぬ

今日も長岡は日中の最高気温が35.9度と猛暑が続いていたが、午後になると、魚沼の方角からゴロゴロと雷雲が近づいて来て、ようやく待ち望んだ雨が降った。 夕立のようなもので1時間もしないうちに止んで夕陽が顔を出したが、雨後の夕暮れは涼しい風が吹き、…