雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

2021-01-01から1年間の記事一覧

束の間の穏やかな一日

今日は珍しく風もなく穏やかに晴れていい一日だった。 明日からは第一級の寒波が襲来し、大雪になるとテレビで言っている。 いつもの信濃川河川敷の散歩コースも、次は来年の雪解けまで行くことはできないだろうと、名残を惜しんで歩いてきた。 川面にはカモ…

ワクチン接種証明書

今日からデジタル庁のスマホアプリでワクチン接種証明書が取得できるようになった。 新しい物好きの閑人としては早速アプリをダウンロードして証明書を取得した。 自治体による接種記録の登録間違いが多いというので、確認の意味もある。 ①デジタル庁のホー…

冬本番

とうとう冬がやって来た。 こちらは昨日から雪交じりの風が吹きまくり、ゆうべからは雪が強まって、今朝は20センチの積雪。 去年の今頃は40センチくらい積雪があったので、少し遅いお出ましであるが、イヤな季節の到来である。 先月の信州旅行のお土産 上…

見納めの紅葉

昨日はこの時期には珍しく一日晴れ。 新潟市の旧斎藤家別邸にて開催の庭屋一如研究会・藤井哲郎講師による「日本庭園・和風建築の見方」講座に参加した。 この講座は3回連続で今回が最終回。 これまで新発田市の清水園、田上町の椿寿荘を巡って藤井講師の解…

信州の秋から冬へ

先週末は、久しぶりに信州塩田平に旅をした。 長岡は暗い雨がザーザーと降る中を出かけたが、長野県に入るとすっきりと晴れて、晩秋の寒い青空に白い雲が流れ、旅に出た気分を高めてくれる。 塩田平のお寺巡りはまず青木村の大法寺から。 大法寺の三重塔は里…

時雨

今日は冬型の気圧配置が強まって、朝から強風が吹き、時折暗くなってザーッと雨が降り敷くかと思うと、急に日が射したりの一日。 さっきは霰も降って来て、屋根や庭が一瞬白くなった。 まだ庭の雪囲いも済んでないのに時雨の季節の到来だ。 葉を落とした庭の…

またしても

今朝、家内が言うに、「ゆうべ、トイレの中でモヤっとするものを踏んだと思ったらコウモリだった。ジジジジと鳴いてよろよろと逃げて行った。」 またも現れたか! 以前、7月にこのブログにも書いたが、コウモリが家の中を飛び回り、その後姿が見えなくなった…

お山

長岡で「お山」と言えば、東山の連なりの小高い丘である悠久山を指す。 ここは第三代長岡藩主牧野忠辰(ただとき)を祭る蒼紫(あおし)神社を中心に自然を生かした公園が大正時代に市民有志により整備され、春の桜の時期をはじめ一年を通して長岡の人々に愛…

朝顔とキノコ

毎年、窓の日よけを兼ねて朝顔を育てている。 今年も5月頃、ホームセンターで買った種を蒔いて、その後蔓は勢いよく伸びてくれたものの、なぜか花は一つも咲かずに秋を迎え、「今年の種は不良品であったか」と、そろそろ刈り取ろうかと思っていたところ、な…

立冬

今日は立冬 幸いこのところ毎日抜けるような青空の晴天続きだが、朝晩の冷え込みは季節相応である。 我が家の塀のツタや庭のもみじも紅葉の盛りである。 座敷も冬のしつらえで、こたつを作った。 昔風の堀こたつで、畳をはぐったり、蔵からひどく重いこたつ…

高島野十郎展

昨日は、高崎市美術館で開催中の高島野十郎(たかしま・やじゅうろう/1890-1975)展を見に行ってきた。 コロナ禍に入って以降、初めて新幹線に乗ってみたが、ガラガラで気の毒なくらい。 高崎駅前の高崎市美術館は、65歳以上は居住地を問わず入館料無料と…

老後難民

とうとう本日をもってシャルランでのひと時は最後を迎えた。 主人夫婦やスタッフとお別れの挨拶をして階段を下りる。 一体、これまで何回この階段を上ったことだろう。 シャルランにパンを入れている福泉堂に行くと、主人(秘かに『スズラン通りのパバロッテ…

シャルラン閉店

いつかこの日が来るだろうとは思っていたが、それは突然にやって来た。 いつも行く喫茶店「シャルラン」でその日もモーニングセットのコーヒーを飲みながら司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズを読んでいると、店主の佐藤氏が席にやって来て、「永い間ご利用…

くるみの来た日

今日はくるみが我家にやって来た日だ。 20年前の10月20日の土曜日 月岡温泉の山の上の一軒家に犬をもらいに行き、ワヤワヤといっぱい群れている子犬の中から駆け寄って来た人懐こそうな一匹をもらって来た。 帰りの車の中でこの子の生まれた山の家での日々を…

財務官僚の矜持を示した矢野事務次官

財務省の矢野康治事務次官が「文芸春秋」11月号に寄稿した論文「財務次官、モノ申す『このままでは国家財政は破綻する』」が政界を中心に議論を呼んでいる。 矢野次官の論旨は、次のとおり ①最近のバラマキ合戦のような政策論を聞いていて、もうじっと黙って…

お月見

十五夜は本当は明日(9月21日)であるが、我が家では一日早く今晩お月見をすることにした。 まずは団子屋に行ってお月見団子を買い、散歩コースである信濃川河川敷からススキを少々刈り取って来る。 今宵は月を愛でるに絶好の空の様子である。 川端のススキ…

山里の秋

このところ、新潟県はさわやかないいお天気が続いており、今日は車で山里の秋を訪ねて来た。 この橋の下を覗くと、川ではなく谷に沿った田んぼに刈り取りを待つ稲が実っている。 細い山道に入ると、案内板があり、「コウモリの館」などというものもある。 後…

入院病室のWi-Fi

先般、痔の手術で8日間ほど市内の病院に入院した時、個室でWi-Fiが使えたので、いまどきどこの病院でもWi-Fiは自由に使えるものだと思っていたが、今朝の日経を見ると、「#病室Wi-Fi協議会」が全国563か所の拠点病院を調査した結果では、病室でWi-Fiが自由…

秋の訪れ

9月に入るとともに急に涼しくなり、雨の日も増え、河原にはいつの間にかススキが風に揺れている。 オリパラもようやく終わり、菅総理もとうとう身を引くこととなり、秋風の中で冷静に世の中を見つめ、大局的な視点から国を治めていくリーダーが現れてほしい…

お盆

今年のお盆は珍しく雨にたたられ、雨の中であわただしくお墓参りと相成った。 家の中では、お内仏にお盆用の内敷きを掛け、盆提灯を出してくれば準備完了。 我が家は門徒(浄土真宗)なので、お墓には特に飾り物はしないが、近所の日蓮宗のお寺の墓地に行くと…

夏の夕暮れ

今年は梅雨が早々に開け、おかげで暑い日々が続いている。 毎日の土手の散歩も陽の高いうちは避け、夕陽が西山に落ちる頃合いを見計らって出かけると、北からの風が吹き始め、日中の暑苦しさを忘れさせてくれる。 例年なら今頃は8月2・3日開催の長岡花火見物…

蝙蝠

昨晩のこと。我が家の階段を上がっているときに、何か頭の上をかすめていくものの気配を感じて見ると、一匹のコウモリが飛び回っているではないか。 あわてて部屋のドアを閉め、窓ガラスを開けて屋外へ出ていくように仕向けたが、ひらひらと廊下を飛び回って…

ワクチン接種完了

きのう、2回目のワクチン接種が完了した。 意外だったのは、1回目接種の翌日はワクチンの副反応で全身がだるく、ほぼ一日寝込んでしまったのに、2回目の翌日である今日は何の症状も出なかったことで、上腕部の痛みも1回目に比べ軽微で忘れて過ごせるくらいで…

真夜中の鳴き声

世の中が寝静まった真夜中の2時頃、何物とも知れぬ不思議な鳥の鳴き声で目が覚めた。 10秒おきくらいにピュー・ピューと物悲しい声で鳴いている。 気になって眠れなくなり、スマホで真っ暗闇を撮影してみた。 もちろん姿かたちは何も見えず、ただ鳴き声だけ…

ジェームス 久しぶりの運動

退院後は当分重いものを持ってはいけないと医者に言われていたので、ジェームスはもう3週間も水槽の掃除もしてもらえず、戸外での運動も出来ず、汚れた水槽の中で無聊を託ち、お皿を被って寝ている毎日であった。 先日ようやく家内に手伝ってもらい、水槽を…

ワクチン接種

ようやく高齢者向けワクチン接種の第1回目を集団接種会場で受けることができた。 現時点の全国の進捗率(高齢者で1回以上ワクチン接種した人の割合)は約40%だから、私の場合、平均的なタイミングといったところか? 初回の集団接種の枠が少なく予約が取れ…

痔主からの解放

「まだその気になりませんか?」、「この病気で死ぬということはありませんから、イヤならしなくてもいいんですがね」・・・ 診察のたびに医師からこんなことを言われていたが、ついに一大決心をして(というよりも、こんな動きの取れない時期を有効に使う最…

不思議な家

長岡市の駅からほど近い路地の一角にこのような建物がある。 この状態で永らく歯科医院をやっておられた。 いつかこのドアを開けて歯を診てもらおうと思っていたが、その勇気が出ないままに、医院は去年惜しまれつつ閉院となった。 側面からみたところ。 窓…

徒労のワクチン予約

今日は10時から長岡市の高齢者に対するコロナワクチン集団接種の予約受付開始というので、パソコンの前に陣取り、片手にはスマホも持っていざ予約と立ち向かったが、結果は徒労に終わった。 予約受付サイトにアクセスが集中してなかなかつながらず、番号や生…

長岡市に特別警報

このところ、我が長岡市内での新型コロナ感染者の発生が拡大しており、昨日(5月12日)とうとう長岡市を対象に「特別警報」が出された。 新潟県は12日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、長岡市に発令している県独自の警報を同日付で「特別警報…