ようやく高齢者向けワクチン接種の第1回目を集団接種会場で受けることができた。
現時点の全国の進捗率(高齢者で1回以上ワクチン接種した人の割合)は約40%だから、私の場合、平均的なタイミングといったところか?
初回の集団接種の枠が少なく予約が取れなかったこと、かかりつけ医では75歳以上の患者を優先しており、私のような若者(?)は何時になるかわからなかったことが思ったよりも接種が遅れた要因である。
長岡市もようやく集団接種に本腰を入れてきたようなので、今後は接種も加速するものと思われる。
それにしても、以前も書いたが、この先着順の予約方式は何とかならんものか? 予約を取るために日本全国でどれだけの経済的・時間的・精神的ロスが発生していることだろう。加えて一人暮らしの老人等の社会的弱者にはアクセスすらできない状況があるものと思われる。
先日、日経の「経済教室」にどこかの大学教授が、今回のワクチン接種のように国民がみんな早く受けようと予約に殺到し、需要が供給を大幅に上回るケースでは、先着順よりも抽選方式の方が望ましいと書いているが、そんなこと大学教授でなくても誰だってわかる話である。
そもそも国民へのワクチン接種など去年からわかっていた話だし、どうして行政はもっと頭を使わないのかという疑問と怒りがこみあげてくる。 これから65歳以下の人達への接種という本番を迎えるわけだが、また同じ愚を繰り返すつもりなのだろうか?