雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

見納めの紅葉

 昨日はこの時期には珍しく一日晴れ。 新潟市の旧斎藤家別邸にて開催の庭屋一如研究会・藤井哲郎講師による「日本庭園・和風建築の見方」講座に参加した。

 この講座は3回連続で今回が最終回。 これまで新発田市の清水園、田上町の椿寿荘を巡って藤井講師の解説を聞いてきたが大変参考になった。

 斎藤家は新潟の豪商で、この別邸は大正時代に賓客の接待用の別荘として海辺近くに建てられ、砂丘の斜面を利用した庭園を開放的な座敷から眺めるという趣向である。 

 既に12月に入り庭園の紅葉も終わりを迎え、ちょうど昨日は職人が木々の雪吊りを手際よくやっているところだった。

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庭園の中腹から紅葉の林越しに主屋を望む

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職人は池の中に入っての作業で大変だ

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一階の座敷からの眺め 手際よく雪吊りが完成