雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

夏の夕暮れ

 今年は梅雨が早々に開け、おかげで暑い日々が続いている。 毎日の土手の散歩も陽の高いうちは避け、夕陽が西山に落ちる頃合いを見計らって出かけると、北からの風が吹き始め、日中の暑苦しさを忘れさせてくれる。

 例年なら今頃は8月2・3日開催の長岡花火見物用の桟敷が土手の上に掛けられて、風が通らず、歩いても暑苦しい感じがするのだが、去年と今年はコロナのせいで花火も中止となり、おかげでむさくるしい桟敷もなく、遠くの山並みや夕暮れの雲を眺めながら散歩を楽しんでいる。

 東の空には、魚沼の山々から生まれた魁偉な雲たちが、夕日に赤く染まって高く立ち上がっている。

 夕暮れの雲三態

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 ところで、件のコウモリはその後現れず、昨日のうちに外に出ていった模様。

 ホッとしたとともに、一抹の寂しさも感じる。