雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

入院病室のWi-Fi

 先般、痔の手術で8日間ほど市内の病院に入院した時、個室でWi-Fiが使えたので、いまどきどこの病院でもWi-Fiは自由に使えるものだと思っていたが、今朝の日経を見ると、「#病室Wi-Fi協議会」が全国563か所の拠点病院を調査した結果では、病室でWi-Fiが自由に使えるのは20%しかないとのことで驚いた。#病室 wifi 協議会 (jpn.org)

 ちなみに、近くの長岡赤十字病院(592床)のホームページを見ても、入院病室はTVだけでWi-Fiは使えないようである。

 しかし、私のような団塊世代の年寄りでも、いつの間にかネットとは切り離せない生活が一般化しており、たとえば私が入院していた日々を思い返しても、ニュースはNHKオンラインや日経電子版、音楽はNHKらじるらじる(FM)かアマゾンプライム、ビデオはNHKオンデマンドアマゾンプライムというように、起きてから寝るまでタブレットが友となってくれた。

 さらに、コロナ感染防止から入院患者への面会禁止がとられているこんにち、病室においてネットで家族や友人と「面会」が出来ることは大きな支えとなるであろう。

 しかるに80%の病院においてかような現代の常識が通用せず、患者は外部との接触も楽しみも奪われた入院生活をおくらねばならないとは、まるで座敷牢ではないか。

 どうも、医療関係者は、一般社会の常識が通用しないか、それとも真に患者の気持ちをわかろうとはしていないのではないか?との疑問がわいてくるのである。