雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

クリスチャン・ツィメルマン演奏会

 ゆうべ、柏崎市文化会館アルフォーレにクリスチャン・ツィメルマンのピアノリサイタルを聴きに行って来た。 曲目は前半がショパン、後半がドビュッシーシマノフスキ。 ショパンピアノソナタ「葬送」も素晴らしかったが、ドビュッシーの「版画」の音の多彩な響きと、シマノフスキの「ポーランド民謡の主題による変奏曲ロ短調」の圧倒的なフィナーレには息をのんだ。

 ツィメルマンはアルフォーレのコンサートホールを気に入っており、2016年にここでドイツグラモフォンの録音チームとシューベルトピアノソナタ第20番と21番を録音したほどで、2015年以来、今回が4回目のリサイタルとなる。

 それにしてもサントリーホールで聴けば18,000円のリサイタルが、柏崎では7,000円で聴かれるのだからありがたいことである。