雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

急病発症

 まさかの急病を発症し動けなくなってしまった。 前回のブログで10万キロ達成を祝ったばかりのプジョー407が、あろうことか、その翌日に突然エンジンが掛からなくなったのである。  

 普段かかりつけの地元の修理工場から診てもらったが、いくらやってもダメでギブアップされてしまった。 セルモーターは回るのだが、エンジンが点火しない。 ネットでいろいろ調べると、もう製造中止になった部品もあり、それが原因の場合は再起不能になるとイヤなことが書いてある。 

 それにしても10万キロになった途端に動かなくなるなんて、何か作為的な気もする。 人を困らせようとプログラムがセットされていたとか。

 修理工場の人からは、「もう潮時かもしれませんね」などと、暗に廃車にするしかないようなことを言われたが、そう言われるとこの車と過ごした16年間の思い出が次々に浮かんできて、何とか生き返らせたいとの思いが湧いてきた。

 いろいろ考えた末、藁にもすがる思いで、以前何回か修理してもらったことのある前橋の「ユーロファクトリー」という伊仏のラテン系車を得意とする工場の主人に電話して事情を話したところ、「そういえば昔そんな症状のクルマを直したことがある」と言って、「やってみましょう」ということになった。

 そんな訳で、今朝プジョー407はトラックに乗せられて遠く前橋へ旅立って行った。もし直らなければ、これでお別れ、片道切符だ。 何とか直ってくれと手を合わせた。