雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

腰痛

 ゆうべからの雪が少し積もり、今朝も時折り細かい雪が降って寒さが続く。 数日前から腰痛が始まり、まだ治まらない。今日は新潟で「日本画鑑賞講座」のある日なので何とか出たいと思い、朝から準備して高速バスの時間にあわせ玄関から出たものの、数歩歩くとやはり痛くて腰を伸ばして歩くことができない状態で、そのまま家の中に戻る仕儀となった。

 もう歳なのだ、と身体が言っている。 こういう日は無理をせず一日温かくして家の中に閉じ籠っていようと自分に言い聞かせ、掘りごたつに火鉢の部屋で本を読んで過ごすことにした。

 いま読んでいるのは、司馬遼太郎街道をゆくシリーズの「陸奥のみち、肥薩のみち」(平成14年に買った本の再読)、永井龍男の「落ち葉の上を」(これも昔の本の再読)。 永井龍男の随筆は、冬の夕暮れに古風な住まいで湯豆腐で熱燗を楽しむような味わいがある。