先月、エンジンが掛からなくなり前橋の工場に送られて行った16歳のプジョー407が生き返ったという連絡が来て、昨日、電車に乗って前橋まで引き取りに行って来た。 もうダメかと思っていたのだが、最後の頼みで以前かかっていた「ユーロファクトリー」に運び込んだ甲斐があったというものである。
ユーロファクトリーの店主・浅見氏の言うには、エンジンリレーユニット(BSM)という電気系統を制御する部品の基盤が破損しており、燃料ポンプが作動しなくなったのが原因であり、ユニットを専門業者に送って修理し、無事回復したと言う。 なお、このユニットは既に製造中止となっており、新品は手に入らないので中古部品を探すか、内部を直すしかないという。
長岡から前橋のはずれのユーロファクトリーに行くにはなかなか大変で、
①上越新幹線で長岡駅→高崎駅へ ②両毛線で高崎駅→前橋駅へ ③バスで前橋駅→中央前橋駅へ ④上毛電鉄で中央前橋駅→樋越駅へ ⑤田舎道を歩いてユーロファクトリーへ という(楽しい)旅行をすることになる。
復活したプジョーに乗り込み、桐生まで走って「ぺーぺ」という店でお昼を食べ、桐生天満宮にお参り。 この神社は重要文化財で社の周りの彫刻が見事なのだが、なぜか縄が張られて社の周りには近づけないようになっていた。
帰り道で前橋の群馬県庁昭和庁舎に寄って内部を見る。昭和3年に建てられた重厚な庁舎で、広場を隔てた昭和5年建築の旧公会堂(現群馬会館)と共に地方都市に残る近代建築として貴重な遺産である。
帰り道は、プジョーのクルーズコントロールを100キロにセットして関越道をゆったり走って長岡に帰った。