我が家のプジョー407を車検で前橋のユーロファクトリーに持ち込み、代車のシトロエンC3 を借りて戻って来た。 去年のリレーユニットの故障による大病以来、407は何事もなく日々のお務めを果たしているが、車検は遠くても主治医に罹った方が良かろうと、暑い前橋まで出かけた次第。
このシトロエンC3は2010年から2016年まで日本で販売された2代目のモデルで(現行モデルは3代目)、1600CCの4気筒ガソリンエンジンに昔ながらの4速ATの組み合わせだから、動力性能は推して知るべしであるが、魅力的なのはそのスタイルで、卵のようなプロポーションにフロントウィンドウが運転席の頭上まで広がり、異次元の開放感に満ちたドライブを楽しめる。 この代車は女の子が喜びそうな明るい水色で、古い街角に似合いそうな粋なフランスの小型車の典型である。
この車で思い出したのが2002年から2010年まで販売されていた日産マーチ(3代目)で、改めて近所の駐車場にいつもいるこの型のマーチを見るにつけ、C3よりずっと早い時期にこの丸っこい秀逸なスタイルを採用していた日産に拍手を送りたい。