先週は恒例のゼミのOB旅行で軽井沢へ1泊2日で行って来た。 参加者は93歳の老師を先頭に喜寿の5人、毎年の不動のメンバーである。 今年は1日目があいにくの雨にたたられたが、2日目は晴れ上がり浅間山の雄姿も望むことができた。
最初に向かった鬼押出しは、案の定、雨と風に加え霧も出て視界不良。 我々以外に酔狂な観光客の姿は見えず、貸切状態の「展望レストラン」にて天ぷらそばを食べて早々に引き揚げた。 それにしても、ここに来るのに有料道路が250円(ほかにも無料の道はある)、鬼押出し園の入場料700円、天ぷらそば1,300円でコストパフォーマンスの悪いこと甚だしい結果と相成った。
その後も、白糸の滝や旧碓氷峠の見晴台などを回るも、いずれも同様で早々にホテルに引き揚げ、これも恒例の読書会を始めることになった。
読書会では、先生をはじめ勉強家のメンバーが宮沢賢治と法華経の関りを中心に深遠な議論を展開し、童話のつもりで読んでいった私などは口をはさむ余地なしの状態であった。
翌日は、晴れ上がった青空の下、浅間山を望みながら信濃追分に足を伸ばし、メンバー推薦の「そば匠きこり」という人気店でうまい天ざるそばに舌鼓を打ち、昨日の憂さを晴らしたのであった。