雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

季節は巡る

 生々流転の人の世を空の高みから見下ろすように、自然の季節の移ろいは去年と同じように巡っていく。

 二階の窓を開けると、いつの間にか梅雨空に泰山木の花がひとつ開いている。

 玄関前の同じ場所にオルレアの花が咲き出している。

 けたたましい鳥の鳴き声に見れば、去年と同じ鳥(コムクドリ?)がやって来て、鬼瓦の中を巣に子育てをしている姿がある。