今週に入り暖かい風が吹き、一気に春の盛りを迎えた。 あちこちの桜も満開となり、心地よい風に誘われて、昨日は柏崎の飯塚邸を訪ねた。
飯塚家は柏崎在の旧新道村の大地主で、歴代当主は地元政財界の重鎮として名を遺した。 飯塚邸の主屋は江戸末期、増築部分は大正期の建築であり、2001年(平成13年)に柏崎市に寄贈され、現在は市が管理・運営している。
1947年(昭和22年)10月、昭和天皇の新潟県内巡幸時には飯塚家を行在所として滞在(2泊)された。
この辺りはいつ行っても観光客の姿などは見られない農村で、終戦後のぬかるんだ村道に天皇の御料車が入って来た時の村中の騒ぎは如何ばかりかと思われる。