雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

緊急地震速報

 能登半島地震の被害の大きさと深刻さが日を追うごとに報道されてくる。 いまだに倒壊した建物中に取り残されている人がいるなど、これまでの大地震の対応に比べて救助活動がずいぶん遅いと感じる。

 今朝10時頃、いまだに詰まる鼻と重い頭を抱え、炬燵にあたり、火鉢を抱えてNHKの「音楽の泉」を聞き逃し配信で聴いていた。 曲はリヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士組曲で、優雅なワルツに身を委ねていると、突然あの緊急地震速報の不安を煽り立てる半音階の上昇和音が流れ、「地震です。震源は石川県能登地方。すぐに身を守る行動を取ってください。」と言う。 しばらく身構えていたが、何事も起こらず静穏で、しかしラジオの方は続けて震度は5強であると切羽詰まったように言う。 新潟県には影響はなかったかと思っていると、そのうちに「皆さん、まだお休みの方も多かったと思います。念のためいつでも避難できる仕度を整えて下さい。」などと言うのでここでようやく「おや?」と思い、そう言えばこれは聞き逃し配信で、オリジナル番組は6日(土)の午前5時からであったことに思いが及んだ。 地震の記録を調べると、確かに1月6日の5:26頃、能登地方で震度5強の地震があったことがわかった。

 イヤハヤそれにしてもNHKも人を混乱させるものだ。聞き逃し配信に緊急地震速報まで入れて配信するとは!

 ちなみに調べてみると、この気持ちの悪い緊急地震速報のマイナーな調べはゴジラで有名な伊福部昭の甥である伊福部達という人の作曲の由。 確かにゴジラが出て来ても不思議はないような曲ではあります。

 また、先ほど改めて件の「音楽の泉」を聞き逃しで聴いてみたところ、緊急地震速報はカットされていた。 人騒がせめ!