雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

大雪の峠を越す

 今日の明け方まで降っていた雪もようやく止み、さしもの大雪も峠を越えた。

 長岡の朝の積雪は145センチ、気温は▲1.1度である。

 それにしても今年の大雪はどうしたことか? きのうの新聞の解説では

気象庁によると、南米ペルー沖の海面水温が低くなるラニーニャ現象の影響で、太平洋の西側では海面水温が上昇して積乱雲が盛んに形成されている。これが大陸付近で偏西風を北に押し上げ、その反動で日本付近は風の流れが南下。”壁”となる偏西風が下がったことでシベリア高気圧の張り出しも強まり、北から寒気が流れ込みやすくなったようだ。 7日以降は、低気圧が発達しながら日本列島を相次いで横断。日本海から太平洋へ抜けると、大陸側の高気圧との関係で西高東低の気圧配置が強まった。大陸からの寒気は日本海で熱と水蒸気を供給される。対流が活発化する中で雪雲が次々と発生。風に乗って日本に達し、大雪が降った。(2021.1.10 新潟日報

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 ラニーニャ現象から始まって当方の大雪に結果するまで、複雑な因果関係があるようだ。

 さて、今日は除雪作業からすこし解放されたことから、今年の大雪と去年の小雪(ほとんど雪なし)、更に平年値を比較してみた。

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 去年の夢の雪なし冬は例外としても、過去30年の平年値(1月10日頃で35センチ)と比べても今年は4倍もの積雪である。 

 もういい加減にしてもらいたいものであるが、冬はまだまだ先が長い。

 

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 ところで、忌々しいことに我が家のテレビはこの雪の影響(?)で、8日以来、なぜかNHK総合だけが映らなくなっている。 Eテレも民放も正常に映るのにである。

 私はテレビはNHKしか見ない主義なので、早速相談窓口というところに電話で問い合わせたが、「アンテナに雪がついているのでないですか?」とのお答え。 外に出て見ると確かに雪はくっついているが、NHK総合テレビだけが映らないというのはなぜ?

「アンテナの雪が解けてもダメだったらもう一度お電話ください」などといまだに未解決である。