雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

時雨る日々

 いつもこの時期、12月に入ると雪の積もるまでは暗い時雨の日が続く。 ゆうべは雷が鳴り響き、こんな夜はクルちゃんが私のベッドに避難してきて、ガタガタ震えていたことを思い出す。 今日の日中も大雨が降ったかと思うと、雲の切れ間から一瞬陽が射し、虹が見えたかと思う間もなく、次の黒雲が空を覆う。

雨の合間にかかった虹

夕暮れの信濃川

 以前、毎朝の通勤の途上でコーヒーを買いに寄っていたセブンイレブンが閉店していた。オーナーは人懐っこい人で、車や犬の話をするのが楽しみであった。 従業員が集まらないのだと言って夜も昼も身を粉にして働いていた。 10月に久しぶりに寄った時、帰ろうとするとわざわざ外に出て来て、飼い犬の話などをしたのが最後だった。