雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

後期高齢者

 本日75歳を迎え、めでたく後期高齢者の仲間入りをした。「後期」が付くといよいよ本物の高齢者、冥土の旅の一里塚がひときわ重々しく迎えてくれた。

 気が付けば仲間の団塊世代も一人欠け、二人欠けして年々淋しくなってきた。 

 人口統計で調べてみると、我々昭和23年(1948)生まれは2,681千人(男1,378千人、女1,303千人)いたとのことであるが、これが現在ではどうかというと、2021年10月時点で2,014千人(男944千人、女1,070千人)と既に667千人(24.9%)が亡くなっている。特に男の方が減りが早くて31.5%がいなくなっている。 我や先、人や先の世の中である。

 思うに、毎日は滝つぼに向かって流れていく川の流れに浮かぶ船に乗っているようなものだ。 いつ滝が面前に現れるのかはわからないものの、いつか終わりが突然にやって来る。