雪夜庵閑話

俗世を離れ、隠遁生活を始めた団塊世代です

移りゆく春

 長岡の桜の名所「福島江」に沿った道を歩く。福島江は農業用水で、田んぼの活動期には満々とした水を運んでいく。

 もう桜も終わりを迎え、花びらが風に吹かれて空に舞い上がっていく。

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福島江の両側の道には桜の並木が続く

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川面も花びらでいっぱいだ

 いつもの信濃川の土手を歩き、昔の浄水場跡の「水道タンク」まで行く。下から見上げると、青空をバックにコンクリの塊が空に浮かんでいるようで、ルネ・マグリットの世界を見るような気がしてくる。

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昭和2年に建造された水道タンク 空襲の生き残りだ

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水道タンクに揚水するためのポンプ室 建物が立派で証券取引所だと言っても通用しそう 

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両者の配置はこのようになる 異界に来たようだ

 いつもの散歩コースにある2本の木 何の木かわからなかったが、春になって花が咲くと辛夷であった。

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